【タイトル・上部横書き】
大日本物産雙録
【製作者・枠外右下縦書き】
應需 立斎広重筆 弓町十八番地画工 安藤徳兵エ
【出版者・枠外左下縦書き】
東京麴町五丁目拾六番地 遠山久出板
【本文は右下の振出しから順にグルグル読んでいく】
ふりはじめ
幾内 山城 茶
大和 葛
河内 木綿
和泉 鉄器
摂津 伊丹酒造
東海道 伊賀 石炭
伊勢 鮑取
志摩 荒海布刈
尾張 名古屋扇
三河 名倉砥石
遠江 松茸
駿河 スルカ細工
甲斐 葡萄
伊豆 天城炭
相模 諸品 【図中に品名】水飴 えび 塩から 梅干
武蔵 名物 【図中に品名】ウチハ 海苔 玉川鮎 錦絵
安房 水仙花
上総 鰮漁 【図中に】大漁の祝イニ而景物を出スべし
下総 醤油造
常陸 鯉
東山道 近江 蚊帳
美濃 蜂谷柿
飛騨 諸本材 【木材ヵ】
信濃 蕎麦
上野 富岡糸 【図中に】日曜ニ而一ト廻リ休ム
下野 岩タケ
磐城 産馬
岩代 会津蝋
陸前 ほく牛
陸中 百合
陸奥 昆布
羽前 蚕種
羽後 秋田フキ 【図中に】大雨ニて一ト廻リ休ム
北陸道 若狭 ムシ鰈
越前 奉書
加賀 菅笠
能登 素麵
越中 大章魚
越後 縮
佐渡 金山
山陰道 丹波 蜂蜜
丹後 鰤網
但馬 柳■【竹偏に考・柳行李の事】
因幡 山繭
伯耆 鉄山
出雲 水晶 瑪瑙
石見 緑盤
隠岐 鯖釣
山陽道 播磨 塩
美作 雲斎織
備前 海月(クラゲ)
備中 石筆製【図中に】石筆入 学校用
備後 畳表
安芸 牡蠣(カキ)
周防 シイタケ
長門 硯石
南海道 紀伊 蜜柑
淡路 鯛
阿波 藍製
讃岐 砂糖
伊予 鴨取
土佐 堅魚 珊瑚
西海道 筑前 博多織
筑後 埋木
豊前 小倉織
豊後 大豆 ムシロ
肥前 陶器
肥後 米
日向 樟脳
大隅 桜島大根
薩摩 上布烟草 【図中に】泡モリ イモ
壱岐 鯨
対馬 海鼠
北海道 函館氷
【図中・旗に「上り」を図案化】
一ッあまれば函館二ッあまればつしま三ッあまれば
壱岐四ッあまればさつま五ッあまれ大すみへかへる
【図中に・皇国物産会社】
【題字】
東海道上リ列車 【右横書き】
鉄道寿語六 【右横書き】
版権所有 【左横書き】
【左下から中央に向かって反時計回り】
乗ばじめ
西京 廿三丁 二銭
稲荷 一リ九丁 三銭
山科 二リ十三丁 三銭
大谷 丗八丁 二銭
馬場 二リ廿四丁 六銭
草津 八幡ヘ 四リ十三丁 十一銭 長目ハ上 半目ハ下
【長目ルート】
工事中 伊勢津ヘ至ル 旧海道 長目
石部
水口
土山
坂の下 休
関
亀山
石薬師
四日市
桑名 名古屋出ル
【半目ルート】
八幡 二リ二丁 五銭 半目ノ方
能登川 三リ二丁 九銭
彦根 一リ廿三丁 四銭
米原 二リ丗一丁 七銭
長岡 二リ十七丁 六銭
関ヶ原 一リ十五丁 三銭 屋すみ
乗井【垂井】 二リ二丁 五銭
大垣 三リ廿三丁 九銭
岐阜 一リ三十一丁 五銭
木曽川 一リ十八丁 三銭
一ノ宮 二リ十七丁 六銭
清洲 一リ三十丁 五銭
【長目・半目ルート合流】
名古屋 一リ廿六丁 四銭
熱田 一リ十五丁 三銭
大高 一リ三十丁 五銭
大府 一リ十一丁 三銭
苅谷 四リ三丁 十銭
岡崎 三リ丗三丁 九銭
蒲郡 二リ八丁 五銭
御油 二リ五丁 六銭
豊橋 四リ十二丁 十銭
鷲津 二リ十三丁 六銭
舞坂 二リ丗三丁 六銭
浜松 三リヨ 七銭
中泉 二リ 五銭
袋井 二リ八丁 六銭
掛川 一リ廿九丁 四銭
堀の内 二リ十二丁 六銭
金谷 三十四丁 三銭
島田 一リ三十丁 五銭
藤枝 一リ廿六丁 四銭
焼津 三リ十七丁 八銭 休
静岡 二リ廿七丁 六銭
江尻 一リ十三丁 四銭
興津 三リ丗三丁 九銭
岩淵 二リ五丁 五銭
鈴川 三リ三十三丁 十銭
沼津 二リ十五丁 六銭
佐野 三リ丗一丁 九銭
御殿場 二リ廿七丁 七銭
小山 二リ八丁 五銭
山北 一リ十七丁 四銭
松田 二リ廿一丁 八銭
国府津 二リ廿丁 六銭 休
大磯 一リヨ 三銭
平塚 二リ九丁 八銭
藤沢 一リ四丁 二銭
大船 一リ十八丁 四銭
戸塚 二リ十丁 六銭
程ヶ谷 二リ一丁 二銭
横浜 二十二丁 三銭
神奈川 一リ廿三丁 四銭 休
鶴見 三十三丁 二銭
川崎 一リ廿七丁 五銭 ステーシヨン
大森 一リ四丁 三銭
品川 一リ十二丁 四銭
新橋停車場
壱ツアマレハ シナカハ
二ツ 〃 ヲヽモリ
三ツ 〃 カハサキ
四ツ 〃 ツルミ
五ツ 〃 カナ川
一哩ハ
十四丁四十五間
壱尺二寸
鎖ハ
十一間
零
三寸
八分四厘
東京ヨリ
西京ニ至
三百二十八哩半トス
日本里程
凡
一百三十
三里余
【左欄外】
明治二十二年十月 日印刷
仝 年十月 日出版
印刷兼発行者 日本橋区小伝馬町三丁目十七番地 長谷川園吉
【タイトル・上部横書き】
東海道名所雙録
【本文は右上から順に読んでいく】
廣重画保栄堂 廣重図保栄堂板
東海道 東海道名所之内(横書) 東海道 東海道
名所之内 名所の内 名所之内
四日市 府中 掛川 蒲原
三重川 安部川 松葉山遠望 夜之雪
廣重画保栄堂 廣重画竹内
本文外上部右から
一関 三金谷 二石薬師 一金谷
三土山 四蒲原 三府中 二土山
五大磯 六土山 五見附 三石薬師
六上り 五掛川
一ト廻り休み 振り出し
廣重画保栄堂 廣重画保栄堂 廣重図竹内
東海道 東海道 東海道 東海道
名所之内 名所の内 名所之内 名所之内
亀山 関 金谷 庄野
雪晴 本陣早立 大井川遠□ 白雨
廣重画保栄堂接
本文外上部右から
上 一四日市 一土山 一金谷
り 三庄野 三掛川 二掛川
五大磯 四府中 三見附
六上り 五見附 四蒲原
五石薬師
六府中
東海道 廣重画保栄堂 廣重画保栄堂 廣重画保栄堂
名所之内 東海道 東海道 東海道
大磯 名所之内 名所之内 名所之内
虎ケ雨 土山 見附 石薬師
廣重画竹内板 春之雨 天竜川図 石薬師寺
本文外上部右から
一上り 三関 一蒲原 二見附
三関 四金谷 二土山 三金谷
六四日市 五府中 三府中 五府中
六四日市
本文外下部
(電話浪花二千二百八拾六番)《割書:明治三十三年十二月十日印刷|今年□月二十日発行》 日本橋区吉川町二番地 印刷兼発行者 松木 平吉
初代廣重画
東海道名所雙録 是真
真
両国廣小
路□平□
舗蔵版印
【中央・題字】
東海道(とうかいとう)五拾三/駅名所古跡略記(つきめいしよこせきりやくき)
道中双六(どうちうすころく)
【右下から中央に向かって時計回り】
ふり出し
日本橋(にほんはし) 品川まで 二里
品川(しなかわ) 川嵜え 二里半
すゞかもり
■■す■
八まん
池上目黒
■■道有
めいぶつ
梅の木
わ中さん
むきわら
さいく
干のり也
川崎(かわさき) 加奈川え 二里半
六ごう舟
わたし
左り大師河原道
加奈川(かなかわ) 程ヶ谷え 一里九丁
ふじの
人あな
あり
この間しん町と云
程(ほど)ヶ(か)谷(や) 戸塚え 二里
むさし
さがみの
さかい也
泊 戸塚(とつか) 藤沢え 一里
鎌倉江嶌廻路(かまくらゑのしまくわいろ) 新町ヨリ■
かまくらゑのしま
のめいし■■■
にしるす■■■
■■■いうのあら
ましをしる■■
これより
ふじさわへ
いる
金沢八けい
由比が浜
ゆきの下
つるか岡八まん宮
いな村■
■■
江のしま
七里浜
龍ノ口
藤澤(ふじさは) 平塚え 三里半
宿の入口左の
かたゆ行寺道
小栗の古跡
大山せきそん
■■■
平塚(ひらつか) 大磯まで 二十七丁
はなみづ
ばし大い
そ長者の
跡あり
大磯(おゝいそ) 小田原え 四里
左りの方
しき立さは
西行庵
とらがいし有
泊 小田原(おたわら) 筥根まで 四リ八丁
ういろう
めいぶつ
くわんせう
上人のおかぢ
諸こくよりさんけい
くんじゆ
なす
箱根(はこね) 三しまへ 三リ廿八丁
右の方
はこね
ごんげん
ゑ行
御関所
さいのかわら
三嶌(みしま) 沼津え 一里半
右の方
三島
明神
■■■■■
泊 沼津(ぬまづ) はらまで 一里半
左りの方六代ごぜんの
せきひあり
このへん
うきしまが
はら
みへる
ぜつけいの
ちなり
原(はら) 吉原え 三里六丁
吉原(よしわら) かん原え 三里
めいぶつ
白酒
右に
みのぶさんへの道あり
蒲原(かんばら) 由井え 一里
わかれの明神
由井(ゆゐ) おきつまで 二里半
さつたとふげおやしらず
みをのまつばら
せいけんじみゆる
興津(おきつ) ゑぢりえ 一里三丁
おきつ川
かちわたり
泊 江尻(ゑじり) 府中え 二里廿丁
左り
久能道
有
府中(ふちう) まり子え 一里半
右の方にせんげん
のやしろ有
鞠子(まりこ) 岡辺え 二里
とろゝじる名物
うつの山
十だんごめい
ぶつ
岡部(□□□) □□枝え 一里廿六丁
めいぶつ
せとのそめいゝ
藤枝(ふじゑだ) 嶌田え 二里
右の方海ばら
ゑほし山
みゆる
嶋田(しまだ) 金谷へ 一里
大井川
泊 金谷(かなや) 日坂まで 一里三十丁
さよの中山
めいぶつ
あめの
もち
よなき石
日坂(につさか) 掛川え 一リ廿九丁
八まん有
掛川(かけがわ) 袋井まで 二リ十六丁
宿はづれより秋葉道有
秋は山
鳳来寺
みねのやくし
袋井(ふくろゐ) 見附え □リ半
くまのこんげんあり
このところにて
六ツをふれば
ごゆまで
ぬける
天りうより一里ほどゆきてほん坂ごへとてあらいを
とおらぬ道あり・市の・けが・三日比・すせ
十六リ半
是よりごゆ
ゑいるなり
泊 見附(みつけ) はままつまで 四里八丁
天龍川舟わたし
浜松(はままつ) まいさかえ 二里十二丁
すは明神の
やしろあり
舞坂(まいさか) 荒井まで 一里十八丁
あらいまで
ふねわたし
荒井(あらゐ) 白須賀え 一里廿四丁
白須賀(しらすか) 二タ川え 一里十七丁
とう〳〵み
三河の
さかひ
しおみ坂
二(ふた)タ川(かわ) よしたまで 一里廿
左リ
いわあな
くわんおん道
吉田(よした) 御油え 二里廿二丁
よしたはし
百二十間あり
御油(ごゆ) 赤坂まで 十六丁
ほうらいじ道有
泊 赤坂(あかさか) 藤川え 二里九丁
藤川(ふしかわ) 岡さきえ 一里半七丁
岡崎(おかさき) ちりうえ 三里半 十一丁廿一間
やはぎの
はし
二百八間
八ツはしへ行
みちは
左りに有
池鯉鮒(ちりう) なるみまで 二里半十三丁
鳴海(なるみ) 宮え 一里半 十二丁
かさてら
くわんおん
有
泊 宮(みや) 桑名え 七里
ひよりわるき
ときは
さやへま
わるも
よし
七里
舟わたし
桑名(くわな) 四日市え 三里八丁
めいぶつ
やき
はまぐり
めうと
石有
四日市(よつかいち) 石薬師え 二里半九丁
宿はづれ左りいせ道のおいわけ有
かんべ 白こ うへの
津 くもづ まつ坂
おばた 山田はけぐうなり
すべてこのへん
五十丁一里と云
四日市より山田迄
十六里卅五丁
岩戸
相ノ山
□□【外宮ヵ】
山田古市
内宮
あさま
日より山
二タ見浦
石薬師(いしやくし) せう野え 廿七丁
石やくし有
庄野(せうの) かめやまへ 二里
いせ道
やきごめのめいぶつ
亀山(かめやま) 関まで 一里半
すな川有
関(せき) 坂の下え 一里廿七丁
左りにいせ道有
泊 坂之下(さかのした) 土やまへ 三里半
すゞかの明神あり
土山(つちやま) みなくちえ 三里廿五丁
右の方
北■かい道
水口(みなくち) 石部え 三リ
石部(いしべ) 草津え 三里
草津(くさつ) 大津え 三リ半
近江八景(あふみはつけい)
やばせ
せた
石山
粟津
かたゝ
ひら
から崎
三井寺
せゞ【?】
まつもとより大つゑいる
大津(おゝつ) 京都まで 三里
京都
江戸日本橋■【ゟヵ】京まで道のり百二十五里半廿五丁五十一間
上り
一ツあまれば 大津え帰る
二ツ同 草津へ帰る
三ツ同 石部え帰る
四ツ同 土山へ帰る
五ツ同 宮え帰る
渓斎英泉画
芝泉市板
五(ご)十(じふ)三(さん)駅(つき)看(み)立(たて)双(すご)六(ろく)
【右下から反時計回りに】
東都てりふり町
錦昇堂
笑寿屋庄七版
ふり出し
日本橋(にほんばし) 松魚売 永木の秀
品川(しなかは) 幡随意長兵衛
川崎(かはさき) 白井権八
神奈川(かなかは) わたし守頓兵衛
程(ほど)ヶ(が)谷(や) 妼おかる
泊/戸塚(とつか) 早野勘平
藤沢(ふぢさは) 小栗判官
平塚(ひらつか) 万長娘お駒
大磯(おほいそ) 虎御前
泊/小田原(をたはら) 飯沼勝五郎
箱根(はこね) 勝五郎妻初花
三島(みしま) みしまおせん
泊/沼津(ぬまづ) 荷持平作
原(はら) 呉服屋十兵衛
吉原(よしはら) 加古川妻となせ
蒲原(かんはら) 金井民五郎
由井(ゆゐ) 宇治常悦
興津(おきつ) 豪傑自来也
泊/江尻(えじり) 弥次郎兵衛
府中(ふちゆう) 喜多八
鞠子(まりこ) 兎原の田五平
岡部(おかべ) 六弥太忠澄
泊/藤枝(ふぢえだ) 熊谷直実
島田(しまだ) 駒沢次郎左衛門
泊/金谷(かなや) 瞽女朝顔
日坂(につさか) 小早川高景
掛川(かけかは) 日本左衛門
袋(ふくろ)井 狐忠信
見附(みつけ) 静御前
泊/浜松(はままつ) 毛利九右衛門
舞坂(まいざか) 小松屋宗七
荒井(あらゐ) 博多小女郎
白須賀(しらすか) 猫又の変化
二川(ふたかは) 石川友市
吉田(よした) 扇屋夕霧
御油(ごゆ) 山本勘介
泊/赤坂(あかさか) 沢井の下部助平
藤川(ふぢかは) 佐々木盛綱
岡崎(おかさき) 唐木政右衛門
池鯉鮒(ちりふ) 在原業平朝臣
鳴海(なるみ) 景清娘人丸
泊/宮(みや) 悪七兵衛景清
桑名(くわな) 桑名屋徳蔵
泊/四日市(よつかいち) 大八坊
石薬(いしやく)師 神戸三七郎義孝
庄野(しやうの) 中野藤兵衛
亀山(かめやま) 藤川水右衛門
泊/関(せき) 奴の小まん
坂(さか)の下 平河原の治郎蔵
土山(つちやま) 阿漕の平治
水口(みなくち) 帯屋長右衛門
石部(いしべ) 信濃屋おはん
泊/草津(くさつ) 書写山の鬼若丸
大津(おほつ) 浮世又平
京都 石川五右衛門 真柴久吉
上り
一陽斎豊国画 彫巳の
奥奉公(おくほうこう)出世(しゆつせ)双六(すごろく)
江戸人形町通り楽屋新道角
上州屋重蔵板
【最下段・右のコマから】
御めみえ 二おなかゐ 四おちゝ 六おはした
〽しほくみの御手
みせはモウおきゝ
あきなされたから
水くみがきゝ
たいとおほせ
られるマア
とんだ
おひめ
さまの
御このみだ
針妙(しんめう) 一おどり 三おいとま 六おぐしあげ
〽モウだんなさまが
おさがりだらう
ドレしごとをやめて, おちやを
わかさうか
万亭応賀作
ふりはじめ
一 おめみえ
二 おやとひ
三 お礼上り
四 おはした
五 しんめう
六 おすゑ
国貞改《割書:ニ|代》豊国画
御はした 三おすゑ 四おなかゐ 六おやとひ
〽此はるのやうにおきやく
さまがあつては
ろく〳〵御ぜんも
あがることは
できません
そのかはりには
いまにおやく
がへが
ごさり
ませう
御暇(をいとま) 一おめみえ 二しんめう 六おちゝ
〽はゝさんの
まへゝはどの
やうにも
いはふが
とゝさんに
きこへては
どの
やうな
めに
あは
されやうか
しれぬゆへ
これからおばさんの所へいつて
たのみませう
【下から二段目】
踊(をどり) 三お小しやう 四おめしつかひ 六おめみへ
〽マアこれで
ばんの
道具だても
そろつた
エヽト
そこで
ヲヽそれ〳〵
おつぼねさんの
ちやばんを
かんがへなけりや
ならなんだつけ
御代参(おだいさん) 一おつぎ 四ごふくの間 六《割書:ちごくが|すきで》おいとま
〽モウここはいいから
ともにゆくものを
いそいでしたく
させてくりや
よ□【□から□に繋がるという意味】
□
ちと
まはるところが
あるから
御中居(おなかゐ) 三お三の間 四おだいさん 六おもり
〽ヲヤまたけふも玉子やきに
おこんだてが
なほつた
ちやうど△
△
十日に
百丸【?】めし
あがつた マアいかな事でも
御末(おすゑ) 一おなかゐ 四しんめう 五おだいさん
〽コレごらん人形町の
上しうやの
くさぞうしは
いつでもおも
しろくてよくわかり
升よ
御雇(おやとひ) 一おもり 三おすゑ 五おどり
〽アレすヾがなり升よ
だれか
お出なさい
ませんか
わた
しが
いつ
たら
また
しから
れるで
あらう
御礼上り(おれいあが) 一おぐしあげ 二しんめう 三おさんのま
〽イエモウとうから【以前から】
ごきげんうかヾひに
あがりませうと
ぞんじ
まし
たれども
このやうな
わんぱくが
できまして
つい〳〵
ゑんにん【延引】
いたし
ました
【下から三段目】
部屋子(へやご) 一お三の間 二お茶の間 五おはした
〽なんでもおさがりのないうち
たんとあそんでおかぬといまに○
○琴を
さらへと
いはれ升
御祐筆(ごゆうひつ) 一おそば 二おどり 三表使
〽ちよつとでも
御返書を
おしたヽめ
あそば
せば
よいに
いつでも
おだいひつで
おきのどく さまな事だ
御髪上ケ(おぐしあげ) 二へや子 四おやとひ 五おこしやう
〽明日御下やしきの御かへりにはすみだ川の
土手を
おひろひ
あそばせ
どの
やうにか【「に」は、御三の間の本文2行目と同じ】
花
が
よ
ろ
しいと
おしたの
ものが
申
ま
し
た
呉服間(ごふくのま) 二ごゆうひつ 五おもてづかひ 六おすゑ
〽どうか
して
此おめし
ものをらい
ねんのおなんど
ばらひにいたヾき
たいものだが
そうむまくいけは
いヽが大かたらい
ねんもくだされ
ものは
ごゑんにん【延引】
たらう
御乳(おちヽ) 一おつぎ 五お礼上り 六ごふくの間
〽コレうばや■
うはやナゼ
だまつている
みはさつき
から
すこ
しも
ねずに
手まへの
もり
ばかり
して
ゐるぞ
御守(おもり) 三ごゆうひつ 五おちやのま 六おはした
〽アレ〳〵 わかさま
おとヽさまがおかヽ
さまのところへ
いらせられ
ました
から
は
やく
まいつて
ごきげんを
うかヾひ
ませう
【下から四段目】
御茶(おちや)の間(ま) 四ごふくの間 五おれい上り 六おやとひ
〽ヲヤ〳〵
おしたから
はゝが
あがり
ましたかへ
そんなら
明日の
当ばんと
くりかへて
くださいまし大かた
この間のゑんだんの事で
まゐりましたらう
御小姓(おこしやう) 二おめしつかひ 五おちやの間 六ごゆうひつ
〽ヲヤまた御前さまは
あのやうな
おじやうだん
ばつかり
おつ
しや
つて○
○おなぶりあそばす
表使(おもてづかひ) 一中老 二おちゝ 三へや子
〽どうもそのやうに
おものいりが
かさんでは
なりません
ごじせつ
がら
ゆへ
□
□おまへがたも
チトおきを
つけられたら
よからうに
御次(おつぎ) 一おそば 二表づかひ 六お礼上り
〽ヲヽあぶない〳〵
おまへはこず
とも
はやく
おそばに
おつき
もうしていな
いまぢきに
とつていく
からさ
御召仕(おめしつかひ) 一上り 五おそば 六おいとま
〽さくばんは奥へおとまりになつて
わたくしの身に
とつてはどの
やうに
うれ
しう
ござりませう
ヲヤもうちつと
ねをさげて
下方
ふうに
いつて
ください
御三(おさん)の間(ま) 一おつぎ 三おめみへ 五ごだいさん
〽サア〳〵こんどもつてきました
島にはぎょいに
いるのが
ござい
ます●
●
それはみんな
さげませう
【最上段】
中老(ちうらう) 一老女 四上り 六おへやさま
〽人のおちどをいふは
やすけれど奉公する
身はあひたがいどうがな
しておいとまに
ならぬ
やうに
とり
な
し
やうが
あり
さうな
もん
だぞ
御部屋様(おへやさま) 三御小姓 六上り
〽われ〳〵なぞの
いやしき身が
このやうに
出世するのも
みな天とうの
おめぐみ
これにつけても△
△おくさまはたいせつに
おもはねばならぬぞかし
上り
老女(らうぢよ) 一上り 三御次
〽ついにない
このはるは
おひめさまか
みな〳〵よく
つとめたに
よつて
御やく
がへの上
御ほうびを
くだされ
ますゆへ
ありがたく
御いたヾき
なされませ
御側(おそば) 一中老 六部や子
〽ヘイおひめさまお手ならひを
あそばせそのやうにおあそびに
お身がいつてはなりません
これはしたりまた
そのやうな
きた
ない
お
かほを
あそ
ばして
おむづかり
ますな
【右下の振出しから順にぐるぐると読んでいくことにします】
新撰各縣産物運送雙六
京都府 振だし
大阪府 伊丹酒
堺縣 庖刀 晒布
兵庫縣 真田オリ
三重縣 萬古ヤキ 染形カミ
愛智縣 宮シゲ大根 当縣ニテ通信 鳴ミ絞リ
静岡懸 竹器
山梨縣 木材
神奈川縣 秩父キヌ
埼玉縣 玉川アユ
千葉県 西瓜 当縣ニテ通信
茨木縣 生繰
滋賀縣 竹生島ノ景 琵琶湖
岐阜縣 干大根
長野縣 そば
群馬縣 当縣ニテ通信 明バン製工
橡木縣 足利キヌ
福島縣 漆
宮城縣 飼馬
岩手縣 魚ヅナ
青森縣 当縣ニテ通伝 昆布
山形縣 青苧
秋田縣 【フキのような挿絵だが文字なし】
石川縣 スゲ笠 九谷ヤキ
新潟縣 縮 当縣ニテ通信
島根縣 陶キ
岡山縣 醤油
広島縣 銅キ
山口縣 縮布木綿
和哥山縣 当縣ニテ通信 堅魚ツリ舟
愛媛縣 アイ玉
高知縣 サンゴ 紙
福岡縣 当縣ノ許可ヲ受テ再ビ運送ス
大分縣 藺席
長崎縣 乗組ノ規則を犯スものハ御菓子の過料申付ル
熊本縣 米 サコク【「ザコク」(雑穀)ヵ】
鹿児島縣 砂糖 カスリ
当縣ニテ電信及ビ継立
■道程過分ゆへ東京■
御菓子ノ賃申受ル
上り
東京府
一ツあまれば 長崎へかへり 過料ヲ出ス
二ツあまれば 同
三ツあまれば 同
四ツあまれば 福岡ノ通運社ヘ かへり荷送リ
五ツあまれば 同
○通信ハ御菓子料 なり又賃を受ル
【文字の向きが変わるごとに一行スペースで区切りました】
単語の図寿古呂久
【右下から中央に向かって時計回り】
ふり出し
糸 犬
錨 井
豕 龍盤魚【イモリ】
櫂 笄 燭台
貝 篩 盥
鳥居 慈姑
紫陽花 蝦
枝 榎 槐
絵馬 絵具
栄螺 鼎 笛
稗 苗
家
机 鞆絵 杖
俵 轡
瓦 鰯 槲
鍬 斧
折本 帯 織物
鴛鴦 狼
魚 竿 下緒
顔 酸漿
雉子 牽牛花【アサガオ】
虹 富士の山
紅葉 藤の花
雀 鼠
鯰 鶉
栗 梨 桃
檎 蜜柑 柿
柘榴 葡萄 枇杷
茄子 大角豆【ササゲ】 稲
水瓜 カボチヤ 黄瓜
蕈【キノコ】 大根 筍
蓮根 人参 蕪菜
葱 芋 薑【ショウガ】 牛房
竈 釜 茶釜
鉄瓶 土瓶 火鉢
鍋 桝
樽 桶
椀 膳
茶碗 皿
鉢 徳利
コツプ 水呑
盃 壺
箱 庖刀
檜杓 手桶
釣瓶 籃
筆 本
紙 墨 硯
箪笥
椅子 鏡
鋏 琴
行燈 提灯
大鼓 団扇
算盤 煙草盆 煙管
傘 笠
時計 磁石 寒暖計
下駄 雪踏 靴
鯵 鈴
羽織 着物
浴衣 単衣
マンテル 袴
襦袢 夜具
手拭 シヤツプ 頭巾
手袋 足袋
ズホン 股引
顔
頭 耳 目
鼻 口 手の指
手 爪 足
蜻蜓 蝉
蜂 蝶
百足 蛇
蛙 蜘蛛
亀 蠏
松 竹 梅
椿 山吹
桜 牡丹
杜若 百合
柳 桔梗
萩 菊 上リ口
南天 水仙
鶴
雁
烏 鷹
鳶 雀 上リ口
鳩 鶏
鶯 燕
馬 牛
猿 猫
兎 熊 上リ口
鹿 猪
狐 狸
鯛
鮒 鯉
金魚 鰻 上リ口
アイウエオ
カキクケコ
サシスセソ
タチツテト
ナニヌネノ
ハヒフヘホ
マミムメモ
ヤ■【「イ」を180度回転した文字】ユ【一画目が縦棒のみ】■【「エ」の一画目が左払い】ヨ
ラリルレロ
ワヰ■【「于」と同形】ヱヲ
ン
パピプペポ
ガギグゲゴ
ダヂヅデド
ザジズゼゾ
バビブベボ
四ツのところに上りとしるしあり数あま
りなばじんにさきへかぞへゆきて上るべししまい
の上りにてかづあまれば数だけもとるべし
東海道
五十三驛 道中記細見双六 一立齋廣重筆 東都親仁橋山本平吉版
【右下のふりだしから時計回りに読む】
振出 日本橋 しな川へ二り
品川 川さきへ二り半
川崎 かな川へ二り半
六かう
舟
わたし
かな川 ほとがやへ一り九丁
だい
の
原
程がや 戸つかへ二り九丁
戸塚 ふぢ沢へ一り三十丁
ふぢ澤 平つかへ三り半
江の
しま
?あり
平つか 大いそへ廿六丁
?入川
舟渡
あり
大磯 小田原へ四り
《題:流行車尽し廻り双六《割書:一立斎広重狂画|土橋政田屋寿梓》》
【右下隅から時計回りに外から内へ】
【①】くり出し 大砲車
【②】《割書:市中|御免》人力車
此所へきたれば
酒手■して
なになりにけ■
ぶつおも□□
【③】《割書:二|疋》馬車
はい〳〵〳〵
子どもは
あぶねへ〳〵〳〵
【④】蒸気車
此所に而二つお
ふれば
蒸気船迄
とびこす
【⑤】自てん車
ほねが
おれて
いけ
ねへ〳〵
此車は廻りが
わるしふり
出しへかへる
【⑥】馬の荷車
【⑦】大八車
「南きん米でねへ
からおもたいだ〳〵〳〵
「ゑんさかほい〳〵
【⑧】うし車
「けふはいゝ
てんきだ
あめがねへ
から
【⑨】車留《割書:此ところへくれば車|留に付一と廻り休む》
【⑩】出しの車
【⑪】一疋馬車
此所に而
三つおふれば
三人引車へ
とびこす也
【⑫】蒸気船の車
此所に而
一つおふれば
花車へ
とぶ也
六つおふれば
蒸気車へかへる
【⑬】水車
此所へくれば
水ぎれに而
二と廻り休み
【⑭】御祝いかた車
三つおふれば
祝ヰとして
花車へとぶ也
【⑮】井戸車
【⑯】三人引車
■■■■■
おち合ば
三つ先へ
こす也
【⑰】ぜに車
「ぼおやはいゝ子だ
ねんねしな〳〵
【⑱】《割書:小|僧》一人り車
「此所くれば
つかひ先にて
あそひすぎ
候へば一と廻り休み
【⑲】スモル遊びの車
【⑳】源氏車
「ありやりめ
りうとい〳〵
「やあい〳〵
【㉑】かざ車
「此所へくれば
おとなしく
遊び候よふに
れん中より
くわし一つツヽ
もらい申也
【㉒】糸車
「あゝ
たい
くつ
した〳〵
【㉓】《割書:芝居|仕掛の》車
「いよ
おとはや〳〵
【㉔】二人乗自てん車
【㉕】花車
【㉖】御所車
小松引
上
一つあまれば花くるまへかへるあとは
おさだまりじゆんにかへるべし
ふり出し
十二万三千四百号
新年あけましてお目でとう御座います
一
御料理 ものをたくさん
二
御約束
【上欄外:右から左へ横書】《割書:春|興》手習出精双六
【以下、右上から1段目-①列目とする】
【1-①】
褒
美
《割書:一|庭訓》
《割書:二|席書》
《割書:三|上り》
千代かみの
春の
にしきや
桃さくら
藤田かみ見せ
萬代や
斯う
よと
はかり
月と梅 菊守園
【右少女手元】
弘化■【四ヵ】年
清書草紙
はつ春
【1-②:1-④】
広重画
御鏡に
しら梅
寒き
あした哉
源海堂
上り
鴬に
ひかり
和らく
宮居
かな
晴雪楼
【①-⑤】
席
書
《割書:四|上り》
《割書:五|庭訓》
《割書:六|ほうび》
席書を
花の
しきしや
小倉かん
紅谷志津摩
鶯も
机はなれや
梅に来て
芙蓉庵
【2-①】庭訓往来《割書:一 上り 三 席書|二 ほうび 六 はもん》
庭訓の往来
たか文庫より
あけの
春
芭蕉翁
【2-②】消息往来《割書:四 庭訓|五 商売 六 風月》
草【艸】に土筆
雁に古事
あり
はつか
しき
臨水
【2-③】隅田川往来《割書:ニ 席書|四 消息 六 庭訓》
家〳〵の
さくらは
寒し
すみた
川
霞山
【2-④】商売往来《割書:一 ほうび|三 消息 五 すみた川》
算盤の
玉に
はつれる
花■【こヵ】ゝろ
晴尽
【2-⑤】風月往来《割書:一 席書|二 庭訓 三 商売》
瑞雪
柳には
風よ
月には
梅の花
【3-①】たて文《割書:ニ すみた川|四 源氏 六 今川》
紅梅や
はるの
寒さは
返すかき
其道
【3-②】源氏《割書:一 商売|三 ちらし 五 女国つくし》
雨の梅
折て
にほひを
つゝまうか
知文
【3-③】女今川《割書:一 すみた川|二 ちらし 三 女国つくし》
今川は
なにと
制詞■【をヵ】
はなの山 晴山
【3-④】ちらし文《割書:四 風月 三 留られ|五 商売 六 ふみ》
淡雪や
鳥たつ
あとの
ちらしふみ
香雨
【3-⑤】女国つくし《割書:ニ 風月|四 今川 六 げんじ》
■【水ヵ】祝ひ
神も贔屓の
ましますか
映雪
【4-①】童部子宝《割書:一 ふみ 四 留られ|二 都路 三 国尽》
子宝と
人は
いふなり
宿のはる
花舫
【4-②】都路《割書:ニ 源氏 五 留られ|四 わらべ 六 方角》
紫の
野もせに
つゝく
すみれ哉
楽山
【4-③】江戸方角《割書:一 今川 六 はもん|三 源氏 六 国尽》
龍池
霞ける
東は
つくは
にしは
不二
【4-④】国尽《割書:四 方角 三 留られ|五 ふみ 六 わらんべ》
山吹や
山城
大和
よしの山
泰栄
【4-⑤】名頭《割書:一 わらんべ 四 留られ|二 方角 三 みやこじ》
桃白し
赤きに色も
うはゝれす
天真
【5-①】はもん《割書: 精出して此つき| 御上り》
はつ
花の
かゝし
とも
なれ
此姿 団扇堂
【5-②:5-④】振出し 弟子入 いろは
あさか山いろ
はにほへと
さくや梅
大二郎
《割書:一 名かしら 二 同 三 国つくし|四 みやこじ 五 同 六 江戸方角》
【5-⑤】留られ 一《割書:画工板元の詫にて| 元座へ返る》
よき事は
嫌ふ
ためしや
二日灸
一立斎
【以下、右上から1列目-①段目とする】
【1-①】
御くいつみ
一 上り
二 猩々餅
六 烏羽玉
【1-②】
煉羊羹
三 猩々餅
五 翁糖
六 春の庭
【1-③】
雪のあした
一 煉羊羹
二 杓杷羹
五 春の庭
六 こぶ巻
【1-④】
むつの花
四 こぶ巻
五 柚ヶ香
六 空の雪
【1-⑤】
とそおこし
一 鴬宿餅
三 むつの花
五 福輪内
【2-①】
友白髪
一 翁糖
六 上り
【2-②】
小倉野
一 友白髪
二 杓杷羹
三 鴬宿餅
【2-③】
春の庭
三 烏羽玉
四 小倉野
五 利休山葵
【2-④】
都とり
一 雪のあした
二 春の庭
三 福輪内
四 有平巻
【2-⑤】
福輪内
二 干菓子
四 柚ヶ香
五 とそおこし
六 むつの花
【3-①:4-②】
御献上
【3-③】
鴬宿餅
二 煉羊羹
四 翁糖
五 烏羽玉
六 福輪内
【3-④】
松竹梅
四 空の雪
五 辻うら
六 鴨の里
【3-⑤:4-⑤】
振出し
一 都鳥 四 辻うら煎餅
二 松竹梅 五 有平巻
三 福輪内 六 とそおこし
【4-③】
鴨の里
一 御くいつみ
四 翁糖
六 辻うら
【4-④】
空の雪
二 干菓子
三 杓杷羹
四 烏羽玉
六 有平巻
【5-①】
猩々餅
三 上り
四 煉羊羹
【5-②】
杓杷羹
四 御くいつみ
五 烏羽玉
六 こぶ巻
【5-③】
利休山葵
二 友白髪
三 小倉野
五 鴨の里
六 とそおこし
【5-④】
干菓子
三 小倉野
四 利休山葵
五 柚ヶ香
【5-⑤】
辻うら煎餅
二 都鳥
四 空の雪
五 こぶ巻
六 有平巻
【6-①】
翁糖
一 友白髪
三 御くいつみ
五 杓杷羹
【6-②】
烏羽玉
一 友白髪
二 小倉の
四 干菓子
【6-③】
こぶ巻巻
一 烏羽玉
四 杓杷羹
六 小倉野
【6-④】
柚ヶ香
一 鴨の里
二 雪のあした
三 春の庭
五 有平巻
【6-⑤】
有平巻
一 利休山葵
二 松竹梅
三 とそおこし
【欄外左辺】《割書:新|版》 御菓子双六 市ヶ谷船河原 高橋堂雪斎
【翻刻埋め込み機能(画像右下のペンボタン)を使って翻刻してください。】
【右の指示通り翻刻埋め込みした同じ内容を以下に入力。上から階層ごとに、右から左へ並べています。】
【二階屋根の人物】
一鶯斎国周筆
おさらばおてん 坂東三津五郎
一 じらいや
三 おくま
五 蝶吉
すばしりおくま 市村家橘
二 上り
四 日本駄右衛門
六 田毎姫
捕手あて内 中村鳫八
一 現治
二 吉六
三 おりつ
とり手半蔵 市川小半治
四 薪吾
五 桃八
六 門平
とり手薪吾 坂東薪左ヱ門
一 三作
二 吉六
三 たん助
捕手あふ内 嵐冠五郎
二 半蔵
五 あて内
六 畳六
木鼠お吉 沢村訥升
四 おでん
五 日本駄右衛門
六 五右衛門
捕手吉六 嵐吉六
一 半蔵
三 にげ六
四 三作
捕手團助 市川左團治
二 あぶ内
五 仁王の菊
六 小さん三
【二階の人物】
山門豪傑雙録
とり手現治 中山現十郎
一 門平
三 桃八
六 團助
石川五右ヱ門 中村芝翫
一 久よし
二 田毎姫
三 上り
田毎姫 沢村田之助
一 お吉
三 じらいや
六 上り
四 上り
五 蝶吉
六 小さん三
日本駄右ヱ門 大谷友右衛門
当利三作 沢村い十郎
四 薪吾
五 仁王のきく
六 おりつ
【一階屋根の人物】
捕手桃八 市川桃十郎
一 あて内
五 おでん
六 にげ六
児雷也 河原崎権十郎
二 にけ六
三 久よし
四 ばん作
夢の蝶吉 岩井紫若
三 畳六
四 おくま
五 半兵衛
矢車門平 中村仲太郎
一 げん治
四 吉六
五 とば平
捕手逃六 市川八百蔵
二 門平
三 薪吾
六 あぶ内
【一階の人物】
金剛神の畳六 関三十郎
二 よど平
四 とば平
六 あて内
おりつ 河原崎國太郎
一 おでん
三 三作
四 小さん三
真柴久吉 坂東彦三郎
四 よど平
五 上り
六 五右衛門
二 団助
五 お吉
六 おりつ
仁王の菊 尾上梅幸
【石段の人物】
淀平 市川小團治
一 上り
二 ひさよし
五 日本駄右衛門
四 畳六
五 五右衛門
六 蝶吉
鳥羽平 坂東亀蔵
伴作 市川九蔵
二 田毎姫
三 ■■【おくまヵ】
六 ■■【桃八ヵ】
一 ばん作
二 じらいや
三 仁王の菊
小山三 中村福助
振出し
一 おりつ
二 とり手團助
三 捕手にげ六
四 当り三作
五 とり手吉六
六 矢車門平
東京中橋冨槙町
伊勢屋兼吉寿板
しん板見立 外題寿ご六 【枠外上側・題名】
不破伴左エ門 白坂甚平 玉屋与治
一 十兵衛 二 数馬 一
伴
三 四 左エ門
お 人丸
らち 三
六 およね
五 およね
上り 五 数馬
大和屋おひで 印南数馬 桑原女之助
二 与治 一 又五郎 二
お
四 三 らち
治郎 主殿
左エ門 四 山三
五
六 上り おらち 六 司
名古屋山三郎 大高主殿 与治女房おらち
一 上り 二 一 十兵衛
佐治
三 大夫 三
武 瀧太
助 四
女之助 五
五 司
つかさ 六
伴左エ門
言なつけ司 ふり出し 三番叟
一
佐治大夫 一 岩代瀧太
三 景清 二 奴甚平
五 三 人丸
又五郎
四 女之助
石留武助 五 あさがほ
二 六 又五郎
甚平
四 一陽齋
伴左エ門 豊國画 【朱色で○印あり】
上り 六 あさがほ
日向景清 沢井又五郎 駒澤治郎左エ門
二 甚平 一 与次 二 景清
四 上り 三 お梶 四
武助
六 山三 五 主殿
六 数馬
娘人丸 呉服屋十兵衛 岩代瀧太
一 又五郎 二 上り 一 人丸
三 四 武 四
あさ 助 治郎
がほ 左エ門
六 主殿
五 女之助 六
佐治太夫
肝いり佐治太夫 平作娘およね ごぜあさがほ
二 十兵衛 一 瀧太 二
景
四 あさ 三 人丸 清
六 数馬 五 お梶 四
瀧太
六 甚平
【枠外左側・印二つ】 元飯田町人形屋多吉板 【枠外左側】
【右端にタイトル】
江都名物
吾妻錦絵 東海道細見双六
【右端にタイトルの下部】
画工 北尾重政[印]
馬喰町二丁目
版元 永寿堂
西村屋与八
【右下部のふりだしより時計回りに読む】
振出し 御江戸日本橋 品川え二里
品川(しなかは) 川崎え二里半
名物 海苔 芝肴 和中散 むきわらさいくいろ〳〵
川崎(かはさき) 神奈川え二り半
名物 ならちや
神奈川(かなかは) 程ヶ谷一り九丁
一 ̄ツ 大津
二 ̄ツ 草津
【上部タイトル】
三十六歌仙雙録
【枠外縦書き】
一猛齋芳虎画
【一段目】
一 上り
二 赤人
三 貫之
ほの〳〵と
明石のうらの
あさ霧に
嶋かくれゆく
船をしぞ
思ふ
柿本人丸
四 人丸 六 小町
二 上り 五 赤人
紀貫之
桜ちるこの
下風はさむ
けれど
空にしら
れぬ雪ぞ
ふりける
斎宮女御
琴の音に峰の
松風かよふらし
いづれのをより
しらへそめ
けん
六 三条女
一 をき風
三 仲文
五 人丸
上り
中納言
家持
春ののに
あさる
雉子の
つまこひに
おのがあり
かを
人にし
られつゝ
一 上り
二 よしのぶ
五 元すけ
六 元真
在原業平
世の中にたえて
桜のなからせば
春の心は
のどけ
から
まし
一 斎宮女御
三 いせ 二 上り
六 小町
小野
小町
侘ぬれば
身を
うき
くさの
根を
たえて
さそふ
水あらば
いなんとぞ
おもふ
三 人丸
四 貫之
五 なり平
六 上り
【二段目】
権中納言
敦忠
伊勢の海
千尋のはまに
ひろふとも
今は何てふ
かひが有べき
一 やかもち
二 なり平
三 友のり
壬生忠見
やかすとも
くさはもえなん
かすかのをたゞ
春の日にまかせ
たらなむ
二 なり平
四 さる丸
五 朝忠
六 斎宮女御
夕ざればさほのかはらの川かぜに
友まとはして千鳥なくなり
紀友則
二 敏行
五 中務
六 公忠
一 貫之
凡河内躬恒
□□□□□【いづくとも】
春のひかりは
わかなくに
まだみよしのゝ
山はゆきふる
一 貫之
二 小町
三 上り
藤原敏行朝臣
秋来ぬとめには
さやかに見えねども
風の音にぞ
おどろかれ
ぬる
四 素性
五 元輔
六 忠岑
二 源順
五 忠見
一 敦忠
藤原興風
誰をかもしる人に
せん高砂の
松もむかしの
友ならなくに
藤原仲文
有明の月の
光りを待ほどに
わか世のいたく
ふけにけるかな
一 小町
三 忠岑
四 家持
六 かねすけ
坂上是則
みよしのゝ山のしら雪
つもるらじ
ふる郷さむく
なりまさる也
一 宗于 二 朝忠
六 みつね 三 仲文
中納言朝忠
あふことの
たえてしなくば
なか に
人をも身をも
うらみさら
まし
四 頼基
五 としゆき
六 忠見
大中臣
能宣
千とせまで
かきれる松も
けふよりは
君にひかれて
よろづよや
へむ
三 兼もり
二 なり平
四 みつね
一 重之
一 清正
二 遍照
三 高光
清原元輔
秋の野の
萩のにしきを
ふるさとに
鹿の音ながら
うつしてし
かな
四 能宣 六 公忠
五 兼輔
【三段目】
源公忠朝臣
行やらで山路くらしつ時鳥
今一声のきかまぼしさに
一 あつたゞ
三 なりひら
五 源したかふ
四 斎宮女御
五 家持
二 信明
源重之
風をいたみ
いはうつ浪の
おのれのみ
くだけて
ものを
思ふころ
かな
伊勢
みわの山
いかに待
見ん
としふとも
尋る人も
あらしと
思へは
一 貫之
三 猿丸
六 人丸
藤はら
元真
咲にけり
わか山里の
うの花は
かきねに
消ぬ雪と
見る
まで
三 かねもり
六 高光
一 能宣
藤原高光
かくばかりへがたく
見ゆる世の中に
うらやましくも
すめる月かな
四 みつね
五 興風
六 仲文
僧正遍照
たらちねは
かゝれとてしも
むば玉の
我くろかみを
なですや
ありけん
一 とし行
二 猿丸
三 是則
四 信明
猿丸大夫
をちこちの
たすきも
しらぬ
山中に
おほつか
なくも
よふこ
とりかな
二 赤人
三 重之
四 素性
三条女
蔵人左近
岩橋の
よるの契も
たえぬべし
あくる
わびしき
かつらぎの
神
四 いせ
五 斎宮女御
六 重之
山辺赤人
わかの
うらに
しほみち
くれは
かたをなみ
あしべを
さして
田鶴なき
わたる
一 頼基 三 清正
五 元真
六 をきかせ
源宗于朝臣
常盤なる
松のみどりも
春くれば
今ひとしほの
いろまさり
けり
四 三条女
五 遍照
六 高光
二 いせ
五 敦忠
一 宗于
源順
水の面に
照る月なみを
かぞふれば
今宵ぞ
秋の最中
なりける
一 宗于
二 赤人
三 素性
源信明
朝臣
恋しさはおなじ
心にあらずとも
今よひの月を
君見ざらめや
壬生忠岑
子の日する
野辺に小松の
なかりせば
千代のためしに
何をひかまじ
一 藤原清正
二 壬生忠見
四 紀友則
【四段目】
素性法師
みわたせば
柳さくらを
こきまぜて
都ぞ春の
にしき
なりけり
一 忠見
五 是則
四 遍照
藤原清正
天つ風
ふくゐの浦に
ゐるたつの
などか雲ゐに
かへらざるべき
一 とものり
二 朝忠
三 中務
四 是則
大中臣頼基
一ふしに千代を
こめたる杖なれば
つくともつきじ
君かよはひは
四 三条女
五 忠岑
六 元輔
ふりはしめ
六歌仙
喜撰法師
我庵は都の
たつみしかぞ
すむ
世をうぢ山と
人はいふなり
文屋康秀
吹からに秋の草木の
しほるゝはむべ山かぜを
あらしといふらん
小野小町
わひぬれは
身はうき草の
ねをたえて
さそふ水あらは
いなんとそ思ふ
在原業平
大かたは月をも
めでしこれぞこの
つもれば人の
老となるもの
大伴黒主
春雨のふるは
なみだか桜花
ちるををしまぬ
人しなければ
僧正遍照
名にめでゝ
おるゝはかりぞ
をみなへし
我おちにきと
人にかたるな
一 猿丸大夫
二 赤人
三 藤原清正
四 中務
五 大中臣頼基
六 平兼盛
五 公忠
四 信明
一 頼基
中納言兼輔
短夜の更行
まゝに高砂の
峰の松かぜ
ふくかとぞ
きく
一 源順 三 中務
二兼輔
平兼盛
暮て行秋の
かたみにおくものは
我もとゆひの
霜にぞ
有ける
四 忠岑
五 元真
六 素性
中務
秋風の吹に
つけても
とはぬかな
荻のはならは
音はして
まし
【枠外】
板元 芝神明前 和泉屋市兵衛
【屋号】 新板 男女振分諸礼躾形双六【上部に横書き】
【下段中央のふりだしに近い、下段右端から左へ読む】
【一番下の段】
ぐはんにん
おちきりふりなをし
しくぢり
一ツ小ぞう 六ツぐはんにん
ふり出シ見合
一ツ養子(やうし) 二ツ小(こ)ぞう 三ツ手代(てたい) 四ツ諸礼(しよれい)
五ツおどり 六ツ枝豆(えだまめ)うり
下女
一ツ鉄漿附 三ツ縫はり 六ツ枝豆うり
枝豆うり
一ツ縫針 三ツ下女
【下から二段目】
小ぞう
一ツばん頭 二ツ算ばん【該当のコマなし、算筆ヵ】
手代
一ツ算ばん 二ツ遊さん 六ツしくぢり
番頭
一ツやうし 二ツさんひつ 三ツ遊山 四ツしくぢり
躾方
一ツ屋敷勤 二ツおどり 四ツ鉄漿附
宮まいり
一ツ手習 三ツおどり 六ツ躾方
音曲
二ツおどり 五ツ遊山
【下から三段目】
茶のゆ
一ツ信じん 五ツ学もん
袴着
四ツ元ぶく 六ツ学もん
元服
一ツ家とく 五ツ立身
手習
一ツ縫針 二ツおどり
縫針
五ツ諸礼 六ツ屋敷勤
おどり
一ツ屋敷勤 四ツ音曲 五ツ遊山 六ツ枝豆うり
【上から三段目】
職人
二ツ信じん 四ツ立しん
算筆
一ツ番頭 二ツ養子 三ツ立身
信心
三ツ家とく 四ツ茶のゆ
鉄漿附
三ツ縁談 六ツ新ぞう
遊山
四ツ下女 五ツ枝豆うり
諸礼
一ツ縁談 二ツ結納 五ツ屋敷勤
【上から二段目】
立身
二ツ家とく 三ツ茶のゆ 五ツしくぢり
学問
四ツ家とく 六ツ元ぶく
養子
一ツ上り 三ツ立身
御新造
一ツ上り 二ツ遊山 五ツ下女
屋鋪勤
四ツ縁だん 六ツ縫針
結納
一ツ上り 二ツ御新造
【一番上の段】
家督
一ツ上り 二ツ茶のゆ 六ツ信じん
婚礼
上り
縁談
一ツ上り 三ツかねつけ
【右下のふりだしより時計回りに中心の上りへ読み進める】
【本海道】
ふり出し
日本橋
品川 名物海苔
大森 麦わら細工 しゆろのかつら
川崎
神奈川 亀ノ甲煎餅
新町 金ざは道
程ヶ谷 境木立ば 牡丹もち
戸塚
藤沢 名ぶつ砂糖漬
四ッ谷追分 大山道
平塚 馬入川ふなわたし
大磯 鴫立沢西行庵
小田原 梅ほし いかのたゝき ういろう
三枚橋 箱根の入口
箱根 はこねくさ ゆもとさいく
三島 三しま明神
沼津 名物かつをぶし
原 柏原名物かはやき
吉原 元市場ふぐの白酒
蒲原 ふぢ川舟わたし
由井 くら沢名ぶつさゞゐつほやき
興津 おきつ川かちわたり
江尻 名物小吉田すし
久能道 ■のう山道
府中 二丁まちくるは
鞠子 名物とろゝ汁
岡部 名所蔦の細道 うつの山【宇津ノ谷】名ぶつ十だんご
藤枝 せと川かちわたり
島田 川とめにて二日とふりう
金谷 大井川
日坂 わらび餅
掛川 名ぶつくず布 はなござ
尾池村追分 遠州秋葉道
袋井
見附 名ぶつかばやき
浜松
舞坂 名ぶつ遠しう凧
荒井 今切 海上一里舟わたし
白須賀 名物猿がばんば柏もち
二川 女夫石
吉田 よし田ほくち
御油
赤坂 山中立場 名物麻なわ 網袋
藤川
岡崎 なら茶 あわ雪とうふ
池鯉鮒 五月初馬市
鳴海 名物有松しぼり
宮 尾張大根 名古屋打物
七里渡場 七里のわたし風あらきときは
佐屋まはりして川ふねにのるべし
桑名 名物やきはまぐり
四日市
日永村追分 いせ参宮道あり 名物まんぢう
石薬師
庄野 名物焼米俵入
亀山
関
坂の下 かへり馬 帰りかご
土山 名産さし櫛 銘酒田村川
水口 名物いせかんぴやう
石部 目川村なめしでんがく
草津 名物姥が餅 竹のむち
近江八景
大津 名物大津絵 源五郎ふな 其外品々
三条旅亭 こゝにとうりうして
所□みやこけんぶつ
京清水音羽滝 □【\u001f一ツ】あまれば三條へかへる
あとは右にじゆんす
上り
大内
東海道(とうかいだう)遊歴(ゆうれき)雙六(すごろく)
【脇道】
一立斎広重画
板元 通三丁目 丸屋鉄次郎
此双六は上京のついで立よる
べき名所古跡神社仏閣へ
参詣の場所順路をかき
入たれば 此筋の有所へ
ふり留りにならばしるし通り
にわき道を廻り又印の所より
本海道 へ出て順に行也
又しるしの有所ふり留りに
ならぬ時は常の本海道
を順にかぞへゆくべし
【大森から】
羽根田 弁才天
大師河原 平間寺
【川崎へ】
【新町から】
杉田 梅園見物
金沢 八景一覧
鎌倉 鶴岡八まん
江之島
【藤沢へ】
【四ツ谷追分から】
田村 舟わたし
伊勢原
子安
大山 良弁の瀧
箕毛越
道了権現
【小田原へ】
【三枚橋から】
湯本
塔の沢
堂ヶ島
宮の下
底倉
木賀
芦の湯
【箱根へ】
【久能道から】
久能山
三保の松原
【府中へ】
【尾池村追分から】
森町
一の瀬
子なら安
乾
秋葉山
雲名
石打
大平
大野
鳳来寺
かどや
新城
大木
【御油へ】
【七里渡場から】
岩塚
佐屋
【桑名へ】
【日永村追分から】
追分より
山田迄道中七宿
十七里紙中せまければ
略す
山田 宮川舟わたし 山田入口
外宮
岩戸
古市
相の山 名代お杉お玉
内宮 宇治橋
朝熊山
二見浦
磯部
【関へ】
【題字】
生徒勉強 東京小学校教授雙録 《割書:応|需》廣重図
【右下から中央に向かって時計回り】
ふりはじめ
師範學校
さかもと町 坂本学校
ひさまつ町 久松学校
元大工町 城東学校
□□□【向柳原】一丁目 柳北女学校
新幸町 桜田学校
ツキチ三丁目 築地学校 【図中】読物
かきがら町 有馬学校
東松下町 櫻池学校 【図中】復読
明治学校
九段坂上 富士見女學校
ツキチ一丁目 文海学校 【図中】文海小学校
北本所うら町 明徳学校
伝馬町三丁め 四ツ谷學校 【図中】体操場 進ム
四ツ谷尾張町 廣瀬学校
【図中】此所へ くれば 大試験 にて れん中 より 景物を もらうべし
さる楽町 跡見学校 【図中】女教師 花蹊子
休 此所へくれば不勉強にて 一ト廻りやすむべし
麻布宮村町 南山學校
下六番町 番町学校 【図中】運動
元その町 麹街女学校 【図中】遊歩
ゆしま新花町 湯嶌学校
小石川表町 礫川學校
青海學校
一ツ木町 赤坂學校 【図中】生徒 教場ニ 進ム
佐伯町 神田學校
あたご下三丁め 桜川女學校
西久保トモヱ町 鞆絵学校 【図中】問答
馬喰町三丁め 千代田学校 【図中】夜景
本材木町三丁目 寶田学校
本所松井町 東陽学校
本町一丁目 常盤学校
浅くさ聖天町 待乳山学校
こま込西片町 誠之学校 【図中】體操
深川亀住町 村松學校 【図中】書取 葡萄 紫陽花 取引
本所はやし町 中和学校
市ヶ谷加賀町 吉井学校 【図中】體操
本所元町 江東学校
小かは町 小川學校
丸山学校
市ヶ谷柳町 市ヶ谷學校
□□□【シヲ町】 □【霊】岸嶋学校 【図中】算術
向柳原□□□【壱丁目】 松前学校
本所永くら町 本所學校
上り
神田錦町 華族学校
一ツあまれば本所学校へかへる
跡はお定まり順にかへるべし
【右欄外】
明治十一年十月十二日御届 浅草区瓦町十二番地 綱島亀吉
【左欄外】
画工弓町十八番地 安藤徳兵衛
(乕)【○囲み】 (《割書:日本橋|通二丁目》丸屋鉃次郎板元)
新撰東海道五十三駅電信明細双録
【右下振り出しより反時計回りに中央の上りまで】
【駅間の柱内の文字、駅名、当該駅図中の文字の順に記載】
応需 広重図
《割書:京|都|府》ふり出し
《割書:御|所》博覧会
【図中の看板】■■
草津へ三□□六丁【三り(里)】
大津
三井寺
山ゟ
石部へ三り
草津
琵琶湖
水口へ三り半
石部
□の里【目川?】
土山へ二り半廿丁
水口
岩根山の景
坂の下へ二り半
土山 泊
関へ一り半六丁
坂の下
亀山へ一り半
関
参宮達多分
せう野へ二里
亀山
石やくしへ廿七丁
庄野 泊【庄と野の間に丸に泊】
四日市へ二り半九丁
石薬師
高富山
くわ名へ三り八丁
四日市
那古のうら
みやへ海上七里
桑名
愛知県 鳴海へ一り半十二丁
宮
道中あやまれ候につきけんやうにてぎんみのうへ一トまはり▲
▲止し■申つける
ちりうへ二り半十二丁
鳴海
岡ざきへ 《割書:三り十二丁|二十九間》
池鯉鮒 泊
□楊村
古跡
ふぢ川へ一り半七丁
岡崎
矢はぎ川
あか坂へ二り半九丁
藤川
山中の里
御油へ十六丁
赤坂
■
泊
休
泊
豊はしへ一り半四丁
御油 泊【御と油の間に丸に泊】
二川へ一り二十丁
豊橋
白すかへ二り四丁
二川
観音山上
荒井へ一り廿四丁
白須賀
■見さか
舞坂へ海上一り
荒井
遠湖
堀江の
景
浜松へ一り卅丁
舞坂
□□□□
見附へ四り七丁
浜松県 泊【松の上に丸に泊】
ざざんざの松
袋井へ一り半
見附
天竜川
掛川へ二り十六丁
袋井
この所へくれば
でんしんへたこを
かけてばつきんを
とられる
日坂へ一り廿九丁
掛川 泊【掛と川の間に丸に泊】
金谷へ一り廿四丁
日坂
むけん山
さよの中山
島田へ一里
金谷
藤枝へ二り八丁
島田
岡部へ一り廿五丁
藤枝
■
まりこ 二里
岡部
□くの山
静岡へ一り半
鞠子
名物
とろゝ汁
江尻へ二り廿九丁
静岡県
この
所
けん
より
ごほうび
一つ
もらふ
こと
おきつへ一り二丁
江尻
三保の
松原
由井へ二り十九丁
奥津
田子の浦
かん原へ一里
由井
吉原 二り丗丁
蒲原
岩■より
不二川
原へ三り六丁
吉原
不二の沼
沼津へ一り半
原
三しまへ一り半
沼津
雪晴
箱根へ三り廿八丁
三島
小田原へ四り八丁
箱根
【図中の柱】伊豆相模 両国境
足柄県 大磯へ 四り
小田原
でんしんの
きそくを
おかし■■■■くわし
過料申
つける
足柄県
平つかへ廿七丁
大磯
鴫立□【江ヵ】
藤沢へ 二り半
平塚
戸塚へ一り丗一丁
藤沢
【図中の柱】江の島■
程ヶやへ二り九丁
戸塚
かな川へ一り九丁
程ヶ谷
川崎へ二り半
神奈川県
品川へ二り半
川崎
ステェーシヨン
新ばしへ一り廿丁
品川
此所にて一つふつて
上ればむちんせんにて
てつだうへのり上り候
につき過料として
くわし一つふそくに
うけとること
東京上り
一つあまれば品川へかへる
二つあまれば川さきへかへる
三つあまれば神奈川へかへる
四つあまれば程ヶ谷へかへる
五つあまれば戸つかへかへる
【題字】
車世界轟寿語録(くるませかいとどろきすごろく)
【右下から中央に向かって時計回り】
発車 ふり出し
蒸気車
鉄道馬車
隧道 トンネル
高架鉄道
電気鉄道
築堤鉄道
雪除気車
盧馬車
ステーシヨン 待合せ 一ト廻り休ミ
軽便鉄道
保母車
馬車
アブトシキ
運搬車
軍用鉄道
ポンプ馬車
鉱内鉄道
人車鉄道
疏水鉄道 インクライン
空中鉄道
銅山鉄道
自転車
風船車
海庭線
夜行気車
人力車
一輪自転車
自働鉄道
発働機車
鉄道貨物
玉車御着輦
上り
一ツあまれバ鉄道貨物へかへる
二ツあまれバ発働機車へかへる
三ツあまれバ自働鉄道へかへる
四ツあまれバ一輪自転車へかへる
五ツあまれバ人力車へかへる
【左欄外】
明治四十一年九月二十日印刷
仝 年 仝月廿三日発行
発行兼印刷者 日本橋区馬喰町二丁目一番地 澤久次郎
《割書:しん|ぱん》東京車双六 梅堂
国政筆
通三丁目
新庄堂梓
【右下の「のりだし」から中央の「上り」へ時計回りに読んでいく】
のりだし
人力車
自転車
一人押車
大炮車
馬車 泊
夜行人力車
水溺車
子蔵車
一人車
二階馬車 泊
一疋馬車
後押自転
蒸気車
雨人車
乗合人車
異人馬車 泊
日除人車
さんなき車
空車
蒸気車
鳳輦
上り
一ツあまれば せうき車へかへる
二ツ 〃 くう車 〃
三ツ 〃 さんなき 〃
四ツ 〃 日除日車 〃
五ツ 〃 ■階車 〃