亥二月八日ゟ
道中小遣留帳
二月八日
金弐歩　　　両かへ
同
一弐百七拾文　　　　駕代
同
一七拾文　　　　　　小位切ちん
同
一拾四文　　　　　　■さし代
同
一百拾六文　　　　　駕代
同
一四百六拾四文　　　品川茶屋にて
　　　　　　　　　　酒肴代
同
一三百文　　　　　　見をくり
　　　　　　　　　　人■へ
【墨で抹消 : 同　一■文】
【墨で抹消 : 同　一弐百文　久四郎へ】
【墨で抹消 : 同　一三百文　圓右衛門殿より　預申候】
　　九日に相済
【墨で抹消 : 同　一七百文　甚兵衛より　預申候】
　　【墨で抹消 : 五百文かへす　残■二百文返済】
一拾六文　　　　　　馬方酒手
九日
一弐百四拾文　　　　九日三人昼遣
　　　　　　　　　　馬方酒共二
同
一四百文　　　　　　さ川水出
　　　　　　　　　　川越八人



九日　　　　　　　　小田原宿ニ而
金弐歩　　　　　　　　　両かへ
同
一百五拾文　　　　　　　ちょちん代百文
　　　　　　　　　　　　ういろ代五拾文
　　　　　　太左衛門分
同
一拾弐文　　　　　　　　紙代
同
一五拾文　　　　　　　　酒代
十日
一弐百六拾三文　　　　　十日昼遣
同
一三拾弐文　　　　　　　飛のり馬代
　　　　　　　　　　　　三志まゟぬまつ迄
同
一拾四文　　　　　　　　はな紙代
同
一弐百五拾四文　　　　　駕代
同
金壱歩　　　　　　　　　ぬまつ宿二而
　　　　　　　　　　　　両かへ
同
一八拾文　　　　　　　　酒手
同
一拾六文　　　　　　　　紙代
同
一五拾文　　　　　　　　かみゆい
　十一日　　　　　　　　かん原二而
　金壱歩　　　　　　　　　両かへ
同
一百七拾弐文　　　　　　十一日昼遣


同
一五拾文　　　　飛のり馬代
同
一七拾弐文　　　駕代
同
金壱歩　　　江じり宿に而　
　　　　　　　　両かへ
十二日　　　府中宿に而
一弐百弐拾四文　あ部茶壱斤代
一五十四文　円右衛門様分
同〆弐百七拾八文
一八拾七文　　　■■■台一ツ
　　太左衛門分
同
一八拾七文　　　同断一ツ
　　　　　■兵衛分
同
一拾弐文　　　　かみゆい
　　　　　　　　　　■
同
一百四拾弐文　　府中宿二而
　　　　　　　　酒肴代
同　　　　　　　府中宿二而
金壱歩　　　　　両かへ
同
一三拾壱文　　　はな紙わらじ
十二日　　　　　藤枝問屋に而
金壱歩　　　　　両かへ
同
一八百六拾四文　あ部川
　　　　　　　　川越人足代
同　　　　　　　藤枝
一四拾弐文　　　せど川
　　　　　　　　川越人足代

十三日
一八文　　　　　　　わらし代
同
　金壱歩　　　　嶋田宿にて
　　　　　　　　　　両かへ
同
一七拾弐文　　　　　中飯蕎麦代
十四日
一弐百弐拾六文　　　十四日昼遣
　　　　　　　　　　馬方酒手共
同
一九百七十六文　　　大井川


             

　十六日　　　みや宿ニ而
　金壱歩　　　　　両かへ
同
一百文　　　　　飛のり馬代
同
一弐百六拾文　　しほり染ゆかた
　　　太左衛門分
同
一百六拾六文　　もとゆい代
　　同人分
　同
一弐百八拾三文　十六日小遣
　　　　　　　　■さし一筋
　　　　　　　　馬方酒手共
　同
　金壱歩　　　　両かへ
同　　　　　　宮宿ニ而
一六百文　　　　円右衛門殿渡ス
同
一三拾弐文　　　酒代
十七日
一百五拾文　　　飛のり馬代
同　　　　　　なこやニ而
一八拾壱文　　　もとゆい代
　　　　太左衛門分
同
一百八拾文　　　十七日昼遣
　　　　　　　　馬かた酒手共ニ
同　　　　　　大垣宿ニ而
一百三拾文　　　かみそり代
　　　太左衛門分
一
十七日
　　　　　　　　　　　　　　大垣宿二而
金壱歩　　　　　　　　　　　　　両かへ
十八日
一百七拾弐文　　　　　　　　　　十八昼遣
　　　　　　　　　　　　　　　　馬かた酒手
同
金壱歩　　　　　　　　　　　　　両かへ
　　　　　　　　　　　　　　　　木本宿二而
十九日
一百四拾六文　　　　　　　　　　十九日昼遣
　　　　　　　　　　　　　　　　馬かた人足
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酒手
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　共
同　　　　　　　　　　　　　今庄宿二而
金弐歩　　　　　　　　　　　　　両かへ
廿日
一五拾文　　　　　　　　　　　　昼小遣
同　　　　　　　　　　　　　今庄ゟ府中迄通り
一五拾文　　　　　　　　　　　　馬かた酒手
同　　　　　　　　　　　　　　府中二而
一三文　　　　　　　　　　　　　中飯代
同　　　　　　　　　　　　　　福井二而
一弐拾文　　　　　　　　　　　　馬かた酒手

〆九
正月二日
一拾六文　　　　　かみゆいちん
同日
一五百文　　　　　酒五升代
　　　　　　　　　石印年玉
同日
一百弐拾文　　　　たばこ代
同日
一弐拾四文　　　　そば代
三日
一百文　　　　　　新橋遣者ニ
　　　　　　　　　　　遣ス
　　三日
　　金壱歩　　　　両かへ
四日
一百文　　　　　　酒壱升代
五日
一弐百文　　　　　酒弐升代
一四百文　　　　　塩引さけ一
　　　　　　　　　たな印年玉
五日
一四拾弐文　　　　たうふ代
同日
一弐百文　　　　　酒代
　　円右衛門殿上下御出之節
正月四日　　
一六拾四文　　　　かみゆいちん
五日
一七拾弐文　　　　同断
同日
一弐拾四文　　　　同断
同日
一五百文　　　　　たな印家来
　　　　　　　　　年玉
七日
一拾六文　　　　　たばこ〆代
　　　　　　　　　惣左衛門分
同日
一弐拾八文　　　　たうふ代
八日
一五拾文　　　　　かみゆいちん
　八日
　金壱歩　　　　　両かへ
同日
一拾五文　　　　　みかん代
同日
一三拾弐文　　　　紙代
同日
一七拾七文　　　　■すかや参詣
　　　　　　　　　伊兵衛さいせん
九日
一弐拾四文　　　　かみゆいちん
同日
一八文　　　　　　喜兵衛寺参
　　　　　　　　　さいせん


　　　　
同日
一　百二十文　　たはこ代
十日
一　百文　　　　酒一升
　　　　　　　　■■者へ年玉
同日
一　五十文　　　かみゆいちん
同日
一　五十文　　　紙代
同日
一　二十八文　　たうふ代
十一日
一　二十四文　　かみゆいちん
十二日
一　二十四文　　かみゆいちん
十二日
金　一歩　　　　両かへ
十二日
一　十文　　　　くわんじん
入銀六匁
　同三ｍ匁
　〆九匁　預り置
正■■十一日
一七百文　　芝居入用
　金壱歩　　　両かへ
十二日
一拾弐文　　そは酒
　　　　　　たうふ代
　　見廻人有之ニ付
同日
一拾弐文　　はな紙代
十三日
一弐拾四文　みかん代
同日
一五百拾九文　小遣
十四日
一拾六文　　かミゆいちん
同日
一百文　　　ゆ札
同日
一六拾三文　紙代
十三日
一金壱両　　両国茶屋
　　　　　　笹石［　］
　　　　　　　　〆三人
十四日
一五拾文　　酒手
　　　見廻有之五郎兵衛
同日
一拾四文　　　　　　　　　たうふ代
　　　　　　　　　　　　　円右衛門殿■■二而
同日
一七拾弐文　　　　　　　　足袋代
　　　　　　　　　　　　　伊兵衛引
十五日
一五拾文　　　　　　　　　かみゆいちん
同日
一拾六文　　　　　　　　　はな紙
同日
一三百文　　　　　　　　　伊兵衛分
　　　　　　　　　　　　　■■■
同日　　　
一四百文　　　　　　　　　喜兵衛分
　　　　　　　　　　　　　同断
同日
一
　　　　　　　
十六日
一　三　　文　　　　代
十七日　　　
一　　　　　文　そうり代
同
一百　　文　せった代
同
一　　　文　　　　　代
十七日　
　金
十九日
一弐百六拾八文　洗髪代
十九日
一五拾文　　　　かみゆいちん
同   
一弐拾四文      
同
一三百文　　　　芝手玉
十八日
　金壱歩　　　　両かへ
十八日
一金壱両弐歩　　深川
　　　　　　　　茶屋
廿八日
一銭五拾弐文　　そうり代
同
一百三拾弐文　　足袋代
　　　喜兵衛分
同
一六拾四文　　　かみゆいちん
廿日
一四拾六文　　　酒とうふ代
同
一弐百文　　　　酒弐升代
　　　平助方へ年玉
廿二日　　
金三歩　　　　　両かへ
　内
同
一銀弐拾文　　　太左衛門分
　　はな紙袋代
同
一同拾三文　　　伊兵衛分
　　同断
同
一銭六百拾文
　　但シ浅草金龍山■■■
　　参茶や払舟ちん共
同
一拾弐文　　　　紙代
二十三日
一弐拾四文　　　かみゆい
同
一百文　　　　　ゆ札
【墨で抹消：一九拾文　酒肴■代】
同
一弐百五拾文
　　但シ出入相■之儀ニ付
　　新橋善兵衛せわいたし
　　名代平内罷越一泊り
　　そは酒肴代
二十三日
金壱歩　　　　　両かへ

廿四日
一　五拾七文　　　　　紙代
同
一　拾六文　　　　　　酒代
同
一　七拾六文　　　　　酒肴代
　　　　円右衛門御出之節
廿四日
　　五十
一　五拾文　　　　　　かみゆい
廿五日
一　六拾四文　　　　　かみゆい
同
一　金弐歩　　　　　　酒一樽代
　　　但シ石印
廿六日
一　五百拾六文
　　　但シ岩出伊右衛門様御役所ヘ召呼候
　　　節大留天ニ而酒屋へ入朝六半時
　　　より八ツ迄一宿かり茶代酒とうふ
　　　代共ニ
廿六日
一　四文　　　　　　　げたを
廿七日
一　五拾文　　　　　　酒とうふ代
　　　円右衛門殿御出之節
同
一　弐拾四文　　　　　かみゆい
同
一　拾弐文　　　　　　はな紙代

廿七日夜
一　百五拾文　　　　　　蕎麦代
　　　但シ芝女中ふるまい
廿九日
一　弐拾四文　　　　　　かみゆい
同
一　百文　　　　　　　　たはこ代
同
一　七拾六文　　　　　　酒とうふ代
　　見廻人佐右衛門■■■■
同　　
一　九文　　　　　　　　わら■し代
同
一　三拾六文　　　　　　紙代
晦日　　　　　　
一　百文　　　　　　　　ゆ札
二月朔日
一　弐拾四文　　　　　　かみゆい
正月廿七日
金三歩　　　　　　　　　両かへ
　内
一　銀四十一匁九分　　　太左衛門分
　　但シ善兵衛　安兵衛
　　　家内芝居ふるまい入用
二月朔日　　　　　　　　両かへ
　内
　　銀弐拾弐匁五分　　　伊兵衛分
　　　深川茶屋払
　　同三拾匁　　　　　　太左衛門分
　　　　　同断
　　同弐匁　　　　　　舟ちん
朔日
金壱歩　　　　　　　　両かへ
　内七匁五分　　　　　太左衛門分
　　　舟ちん茶屋払
　　七匁五分　　　　　伊兵衛分
　　　同断
同
一　銭弐拾四文　　　　かみゆい
同
一　弐拾四文　　　　　かみゆい
同
金壱歩　　　　　　　　両かへ
同
一　四拾文　　　　　　げたを
同
一　九拾文　　　　　　両御手代中ゟ
　　　　　　　　　　　御差越■■候付御伺
　　　　　　　　　　　罷出茶屋払
二日
一　三拾六文　　　　　そうり代四そく分
　　　　　　　　　　　御評定所へ罷出候付
二日
一　三百九拾文　　　　御評定所■茶屋ニ而
　　　　　　　　　　　茶屋払酒手小遣
　　　　　　　　　　　共■
　　　
三日
　金壱歩　　　　両かへ
三日
【墨で抹消：一　弐拾匁】
一　弐拾匁　　　御裁許状写
　　　　　　　　筆工代四通
四日
一　八拾四文　　とうふ代
同
一　六拾四文　　はな紙代
同
一　五拾文　　　見廻遣者ニ
四日　　【墨で抹消：宿ニ■■】
　金壱歩　　　　両かへ
同
一　三百三拾六文　伊兵衛分
　　　　たはこ〆代
同
一　百拾文　　　　喜兵衛分
　　　　同断
同
一　六百七拾六文　太左衛門分
　　　　同断
同
一　百弐拾文　　　円右衛門殿分
　　　　同断
同
一　拾六文　　　　かみゆい
同
一　三拾八文　　　道中付
同
一　四拾四文　　　酒とうふ代
同
一　五拾文　　　　つなそ代　
同
一　八拾五文　　　りゆきう代
五日　　【墨で抹消：宿ニかり】
　金壱歩　　　　　両かへ
同
一　四拾文　　　　す■かり
同
一　四百五拾文　　柳こり
同
一　六拾四文　　　つか袋
　　　喜兵衛分
同
一　七拾弐文　　　同断
　　　太左衛門分
同
一　七拾弐文　　　同断
　　　伊兵衛分
同
一　七拾弐文　　　同断
　　　■兵衛分
五日
一　拾七文　　　　　　紙代
六日
一　百弐拾文　　　　　たばこ代
同
一　弐拾四文　　　　　ろうそく代
同　
一　三拾弐文　　　　　づき代
同　　　　　　　　かり
一　弐百三拾六文　　　洗度屋
同
一　拾四文　　　　　　はな紙代
六日
一　金三両壱歩
　　　但シ壱歩ハ銭ニ而渡ス　伊兵衛
　　　　　　　　　　　　　　喜兵衛
　　　　　　　　　　　　　　詠銀渡シ
同
金壱歩　　　　　　　　両かへ
同
一　弐拾弐文　　　　　とうふ代
同
一　拾六文　　　　　　洗度代
同
一　百弐拾六文　　　そうすかや
　　　　　　　　　　参詣太左衛門
一　弐百六拾四文　　さかつき代
　　　　太左衛門分
七日
一　三拾弐文　　　　しみ薬代
　　　　惣左衛門分
同
一　四百文　　　　　ふろ敷二つ代
　　　　同人分
同
一　七拾五文　　　　たはこ代
同
一　百文　　　　　　洗度屋
同
　　金弐歩　　　　　両かへ
同
一　九百文　　　　　石内
同
一　八百文　　　　　勘定下
同
一　金弐歩　　　　　津下
同
一　同三両三歩　　　いし印
同
一　同弐両　　　　　たな印
同
一　同壱歩　　　　　同下
七日
一　金弐両　　　　　　　■印
同
　　金四両　　　　　　　両かへ
　　内
同
一　百弐拾五匁五歩　　　宮笥
同
一　四拾六匁三歩　　　　太左衛門分
同
一　金弐歩　　　　　　　幸助殿渡ス
同
一　銭弐百七拾文
　　　但シ小払取かへ小日記表
同
一　金三両　　　　　　　岩印
同
一　同壱両　　　　　　　三川屋
一　同三歩　　　　　　　宿
　　金壱歩　　　　　　　両かへ
一　銭【墨で抹消：弐貫■】宿家内七人
　　　壱貫弐百文
同
一　百八拾文　　　　　　みかき砂代
　　　　　　太左衛門分
八日
一　三百文　　　　　かつは代
同
一　拾八文　　　　　わらし代
同
一　百七拾弐文　　　絵之代
　　　　惣左衛門分
同
一　六拾四文　　　　酒手
同
一　弐拾八文　　　　とうふ代
同
一　拾六文　　　　　らうそ代
　金壱両　　　　　　　両かへ
　　内
　弐拾弐匁四分
　　■拾六匁　　　　ちりめん代
　　　安兵衛
　　　六匁四分　　　分
　　　伊兵衛
　四匁壱分　　　同断
　　　太左衛門分　
八日
金壱両
　内
　　三歩　　　　宿幸助
　　七百文　　　御袋
　　　　　　　　かみ屋
　　弐百文　　　巳之助
　　百八拾文　　佐右衛門
　　　飯代　　　八兵衛
　　　　　　　　忠兵衛
八日
一　七拾弐文　　あみ袋代
　　金壱歩　　　両かへ
一　四百三拾弐文　きせる代
　　　　太左衛門分
一　五百三拾弐文　はな紙袋
　　　　　　　　　や■■さし代
　　　　安兵衛分
二月六日
　金弐歩　　　　　円右衛門殿渡ス
八日
　金弐歩　　　　　芝善兵衛渡ス
同
一　弐百文　　　　久四郎ヘ
一　金拾両
　　　但無據方両所遣物


〆弐貫五百三拾五匁■■也