【表紙】 【見返し】 【ラベル】 Le No.1827 fleurs et insectes par Utamaro (arrive 1819 PGS?)【括弧内?】 【最初の単語不明】classe aux beaux-arts 【ラベル】 JAPONAIS 367 【ラベル裏】 【文字無し】 【文字無し 【文字無し】 【右上】1827【抹消】 367 【ラベル】 I Ye-hon mousi-no erabi Choix d'insectes, un livre d'estampes avec des vers 2 Vol. Compl. No 531 du cat. lib.Japonico?【以下不明】 【本タイトル】 画本虫撰 上 【右上】 Japonais 367 (1) けふなんはつき十四日の夜野辺に すたく虫の声きかんと例のたはれたる 友とちかたみにひきゐて両国の北 よしはらの東鯉ひさく店さきのほとり 隅田のつゝみに氈うち敷てをの〳〵 虫のねたんつけのたかきひくきを さためんとす故ありて酒と妓とを いましめたれはわきめよりはしはむしの ゑんとやいふへきなにかしの高の ねふちの声むしの音にましりてほの 【右丁】 きこゆるなとかのくえんしの建立 ありし姫宮の持仏堂も思ひ出られ てあはれなりされは朝市のふる ものあつかひよと人いふめれとたゝに やはとて長嘯子のえらひ給へる諸虫 歌あはせの跡を追て恋のこゝろの され歌をのはへ【述ばへ】侍るにとかくして夜も ふけ侍し江山風月常のあるしなけ れは地しろをせむる大屋もあらねと 草のむしろのまらうと為は【なるは】なく虫 【左丁】 こそあるしなれとてつゆけき方 にうちむかひてねもころにぬかつきて 立ぬこれなん三百六十のひとつ なかまのいやなりけらし        宿屋飯盛           しるす 【右丁絵画のみ】 【左丁】      蜂        尻焼猿人 こは〳〵にとる蜂のすのあなにえやうましをとめをみつのあちはひ      毛虫       四方赤良 毛をふいてきすやもとめんさしつけてきみかあたりにはひかゝりなは 【右丁】    馬追虫       唐衣橘洲 夜〳〵は馬おひむしのねにそなく君に心のはつなのはして    むかて       鹿都部真顔 ねかはくは君かつはきにとけ〳〵ととけてねふとの薬ともかな 【左丁絵画のみ 【右丁絵画のみ】 【左丁】    けら      耶奈妓波良牟加布 あたしみはけらてふ虫や          いもとせの ゑんのしたやに       ふかいりを          して    はさみむし      桂眉住 みし人を思ひきるにも きれかぬる   はさみむしてふ     名こそ       鈍けれ 【右丁絵画のみ】 【左丁】    蝶      稀年成 夢の間蝶とも化して吸てみむ恋しき人の花のくちひる    蜻蛉     一富士二鷹 人こゝろあきつむしともならはなれはなちはやらしとりもちの竿 【右丁】    虻      紀定丸 耳のきはの虻とや人のいとふらんさしてうらみむはりももたねは    芋虫     條門橘丸 芋虫に似たりや〳〵ころ〳〵とわかれちさむき 舟の小蒲団 【左丁絵画のみ】 【右丁】    松虫     土師掻安 蚊屋つりて人松虫はなくはかりなにおもしろきねところじやない    蛍      酒楽斎瀧麿 佐保河の水も汲ます身は蛍中よしのはのくされゑんとて 【左丁絵画のみ】 【右丁絵画のみ】 【左丁】    はつた     意気躬黒成 おさへたるはつたと思ふ待夜半もたゝつま戸のみきち〳〵となく    蟷螂      浅草市人 くつかへる心としらてかま首をあけて蟷螂のおのはかりまつ 【右丁絵画のみ】 【左丁】    ひくらし     百喜斎森角 一目よしちよつとこのまに抱ついてせはしなきねはひくらしかそも    くも       つふり光 ふんとしをしりよりさけてねやの巣へよはひかゝれるくものふるまひ 【文字無し】 【裏表紙見返しカ】 【裏表紙】 画本虫撰   下 【右上手書き文字】 JAPONAIS 367 (2) 【右丁絵画のみ 【左丁】    赤蜻蛉     朱楽菅江 しのふより声こそたてね赤蜻蛉をのかおもひに                痩ひこけても    いなこ     軒端杉丸 露はかり草のたもとをひきみれはいなこのいなと飛のくそ                    うき 【右丁】    虵           千枝鼻元 かきおくる文もとくろを         まき帋に つもる思ひのたけは         なかむし    とかけ    問屋酒船 きらはるゝうらみや色も          青とかけ 葛葉ならねと     這まとふらん 【左丁絵画のみ】 【右丁絵画のみ】 【左丁】    蓑虫     立花裏也 暗の夜に西はとちやらわかねとも しのふあまりのかくれみのむし    兜虫     唐来三和 恋しなは兜虫ともなりぬへし しのひの緒さへきれはてし身は 【右丁】    蝸牛     高利刈主 はれやらぬその空言にかたつふりぬるゝほと猶つのや出しけん    轡虫     貸本古希 かしましき女に似たるくつわ虫なれもちりりん               りんきにやなく 【左丁絵画のみ】 【右丁絵画のみ】 【左丁】    きり〳〵す     倉部行澄 さのみには鳴音なたてそきり〳〵すふか入壁も耳のある世に    蝉         三輪杉門 うき人のこゝろは蝉に似たりけり聲はかりして すかたみせねは 【右丁絵画のみ】 【左丁】    蚓      一筋道成 よる昼もわからてまよふ恋のやみきみをみゝすの               ねをのみそなく    こうろき   此道くらき こうろきのすねとや人の思ふらんうらむ間もなく               おれてみすれは 【右丁】    蛙     宿屋飯盛 人つてにくとけと首を ふるいけの   かはるのつらへ      水くきそうき    こかねむし      小簾菅伎 あはれともみよ      まくらかの        こかねむし こかるゝたまの      はひよるの          床 【左丁絵画のみ】 鳥之部      喜多川歌麿筆 獣之部      宿屋飯盛撰 魚の部 【縦仕切線。全体囲みあり】 今様櫛■【竹+捦】雛形全三冊 前北斎為一筆 百橋一覧       一枚右同筆 【縦仕切線】 原刻 天明戊申正月   蔦屋重三郎           江戸馬喰町二丁目 補正 文政癸未八月   西村屋与八 【文字なし】 【右上手書き】 N=11【以下単語読めず】 【文字無し】 【文字無し】 【文字無し】 【文字無し】 【裏表紙見返し】 【裏表紙】 【背表紙】 【部分的に見える文字上から】 N YE-HON- MOUS INO EREBI N N 【天あるいは地】 【小口】 【天あるいは地】