《題:七神ほうそうにうつり神棚祭り方の法書》 一壱人へ御礼二枚ツヽ 右名前と年を書たるを表門口へ張小札守也 残ニ包常々内着へ入其子のくしへさけ置べし 右ほうそうにうつり候節は神たな高きは無用高さ■限り此上へ米俵の古きざんだはら をのせ置右台の上へあんどうの形ちに爰を作りうら下けわきを赤き平にて張正面 はニす■の内正面へ守を出し張則神となる也此外脇ゟしめ切はき等請入べからず  一ほうそう日数ぞやみゟ十二日ニ限る十二日の朝神棚所の礼式納送り可被成候     一ほうそうの色は七々いろに出るいかやうにても山あがらぬともさはりなし     一薬用うさいかくに限る祭り方勝手次第のよし             日光道中幸手宿                伊勢屋寛兵衛出す