地震(ぢしん)一口(ひとくち)はなし かしまのかみ 江戸のおゝ ししんにて みまはりに まいられける とちうにて なにかあや しきぬら くらものに てあいけれは かしま 「くせものまて □こなたはそれと みるよりもひつくり せしかよわみを みせしとせゝら わらいなにか とうしたと かしま 「そのおちつき かほかふさ〳〵しい いつたいわれはとこへ ゆくのたといわれて ししんはさしつまり ししん 「アゝラさんねんやくやしやナ こんとゝいふかう□は しんしうをふるつても大江戸へ出て かみなしつきをさいわいにいちはん おゝあてにあてよふとおもつたに おやふんにみつかつてはもうかなわぬ さアこれからはしみものくるひたとへ このみはなへやきになりおゝくの人に くわるゝとも いてこふん【?】をまたすししんに はたらくそことうせ かしま「なにをこしやくな▲ ▲ぬらくらものこのかしまの かみのめにいつては江戸はもち ろんしよこくまてゆるかぬ みよ さわかす たいさい【?】 そこ いつすんもうこくまいそ